赤穂民報

国際音楽祭開幕、城跡に音色響く(10月5日)

 赤穂国際音楽祭「ル・ポン2013」が4日開幕した。赤穂城跡特設会場で行われた初日は約600席のチケットが完売。一流の音楽家たちによる流麗なクラシック曲に耳を澄ませた。
 本丸の櫓門に組んだステージで午後6時開演。幼少期を赤穂で過ごした世界的バイオリニストで、ベルリンフィルハーモニー第一コンサートマスターの樫本大進さん(34)ら9人が出演した。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲、ヴェルディの弦楽四重奏曲など4曲を披露した。
 舞台左右の城壁を青や紫の照明でライトアップ。一曲ごとに色を変え、幻想的な雰囲気をかもし出した。聴衆は精巧に奏でられるメロディにじっと聴き入った。
 会場にはキンモクセイの香りが漂い、静かに虫の声も聞こえた。姫路市の主婦、辻田純世さん(32)は、「演奏は繊細で素晴らしかった。秋らしさを感じました」と余韻に浸っていた。
 公演は12日まで赤穂、神戸、姫路であと6公演。▽8日(火)=赤穂市文化会館(18時半開演)▽9日(水)=神戸文化ホール(18時半開演)の2公演のみ残席がある。問合せはTEL43・5111(市文化会館)。

(赤穂城本丸の城壁をライトアップして行われた赤穂国際音楽祭の初日公演)

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