赤穂民報

カキ水揚げ始まる 酷暑、台風にも負けず(10月16日)

 赤穂の冬の味覚を代表するカキの水揚げが16日から坂越湾で始まった。夏の酷暑や台風接近などを乗り越えての出荷。関係者の間に「無事に育ってよかった」と喜びの表情が広がった。
 同湾では14業者がいかだ140台で養殖。いかだ1台に長さ6メートルほどのロープが約1000本吊り下がっている。ロープ一本にカキを種付けしたホタテ貝の貝殻が約25枚。1枚につき30〜50個のカキが育つという。
 この日は台風26号の吹き返しがやや残る中、8業者が午前5時ごろから出漁した。家業を手伝って8年になる「大河水産」の大河弘樹さん(26)は沖合いに浮かぶいかだに漁船を横付けると手際よくクレーンで養殖ロープを懸垂。甲板へ落下させると、ひもから外れた殻付きカキが山積みになった。
 「この時期にしては身が大きい」と漁協関係者。10月20日には全社が水揚げする予定で、12月から1月にかけて最盛期を迎える。シーズン全体では例年並みの500〜600トンの出荷を見込んでいる。

(坂越湾で解禁されたカキの水揚げ)

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