赤穂民報

「マンガから見る忠臣蔵世相」展(11月26日)

 明治から現代までに刊行された子ども向け読物や絵本などを集めた企画展「マンガから見る忠臣蔵世相」が有年楢原の赤穂市立有年考古館で開かれている。展示物を実際に手に取ることができる「立ち読みコーナー」、紙芝居の読み聞かせ会も。入館無料。
 市と個人蔵の約80点。明治31年(1898)の『日本歴史譚第17編 四十七士』は四十七士について「復讐美談」として絶賛。昭和5年(1930)の『赤穂義士』はカタカナ書きの文章が時代を感じさせる。
 軍国主義的な要素が色濃い戦前・戦中に対し、戦後は人間像や家族愛にスポットを当てた作品が増加。単に民衆の娯楽というだけでなく、世相を反映し、国民の思想形成にも影響を与えたことがうかがえる。
 同館は「展示物を通して、それぞれの時代背景を感じ取ってもらえれば」と話している。
 12月23日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。「立ち読みコーナー」は約25冊を閲覧できる。読み聞かせ会は会期中の毎週日曜日午後2時から。事前に団体予約すれば他の曜日、時間でも開催する。TEL49・3488。

(忠臣蔵をテーマにした読物や絵本が展示されている企画展「マンガから見る忠臣蔵世相」)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer