赤穂民報

豪商の栄華を示す品々(11月30日)

 江戸期以降に事業で繁栄した旧家に伝わる書画や道具などを集めた特別展「豪商の美」が、御崎の赤穂市立美術工芸館・田淵記念館(坂本敏克館長)で開催されている。近世・近代の美意識に裏打ちされた品々を鑑賞できる。
 “日本最大の塩田地主”とうたわれた御崎の田淵家、廻船業で栄えた坂越の奥藤家、倉敷で「塩田王」と呼ばれた野崎家の3家から46点を展示する(11月20日に一部展示替え)。
 鮮やかな浅葱色の布地に金糸で松を刺しゅうした打掛、漆の器に金粉を散りばめた弁当箱、螺鈿細工を施した春日卓など。きらびやかでぜいたくな展示品を通して、各家の繁栄ぶりがうかがえる。
 12月16日(月)まで午前9時〜午後5時(入館は4時半まで)。火曜休館。12月1日(日)午後2時から学芸員による展示説明がある。
 入館料は大人300円、小・中学生150円。図録(A4判70ページ)を一冊800円で販売している。TEL42・0520。

(展示品の一つ「玉載飾象香炉」=野崎家塩業歴史館蔵)

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