赤穂民報
あす開幕「忠臣蔵ウイーク」(12月6日)
赤穂義士祭(12月14日)へ向けて連日の催しで盛り上げる「忠臣蔵ウイーク」が12月7日(土)に開幕する。各種団体が講談、落語など50を超えるイベントを催し、飲食店や宿泊施設など約130店舗が期間限定のメニューやサービスを提供。街を挙げて祭りのムードを高める。
初日は午前10時半からJR播州赤穂駅改札口付近で劇団「蔵」が寸劇。赤穂浪士の吉良邸討ち入りを実演する。午後1時半には「忠臣蔵ウエディング」の花嫁行列が上仮屋の赤穂城大手門を出発。大石内蔵助に扮した新郎と白無垢姿の新婦が赤穂大石神社まで練り歩く。ウイークのシンボル「幻の天守閣」は赤穂城跡本丸で午後5時に点灯。ライトグリーンのLED電球約3万2000個でかたどった5層天守が14日まで毎日午後5時〜9時に輝きを放つ。
8日以降も、市民キャストによるオーディオドラマ「大石内蔵助」、講談師・若林鶴雲さんの忠臣蔵講談、赤穂観光大使の落語家・桂文福さんの寄席など無料で楽しめる行事が目白押し。義士装束の着付けやカラオケ大会など参加型イベントも。
また、ウイークを街全体で盛り上げようと、市内の飲食店やショップなどが期間限定の商品、お得な割引サービスを用意。義士の人数にちなんだ「470円メニュー」、大石内蔵助の家紋を入れたスイーツなど趣向を凝らして市民と観光客をもてなす。
「ALL AKO〜播州赤穂のすべてをすべての播州赤穂で〜」をスローガンに昨年始まった「忠臣蔵ウイーク」。2回目の今年も主旨に賛同する個人や団体からの寄付が集まった。実行委員会の目木知明会長(38)=尾崎=は「みなさんのご協力のおかげ。一人でも多くの方に楽しんでもらいたいです」と盛会を願っている。
催し内容をまとめたフリーペーパーはJR播州赤穂駅2階の観光案内所や各地区公民館、協力店舗で配布している。同実行委事務局TEL42・1151(忠臣蔵問屋わたや内)。
(ライトグリーンに輝く「幻の天守閣」と忠臣蔵ウイーク実行委員会メンバー)
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