赤穂民報

《産廃処分場計画》市長「反対のスタンス」(12月11日)

 福浦と鷏和の採石跡地である産廃最終処分場の設置計画について、豆田正明市長は11日、「好ましくないと考えている」と発言。今後、県条例に基づく手続きの中で「計画反対」の意見書を関係市町の長として提出する可能性があることを明らかにした。
 同日行われた第4回定例会で有田光一議員の一般質問に答えた。この問題について豆田市長が自身の考えを公の場で語ったのは初めて。
 「この計画についてどのように考えているのか」と問われた豆田市長は「反対の意見書提出や署名活動が行われており、処分場に対する市民の心配や不安感、事業者への不信感については十分理解している」とした上で、「私自身も赤穂市には好ましくない施設だと考えている」と表明。事業者である「兵庫奥栄建設」(神戸市灘区、松本義之社長)については「誠意は感じられず、信頼性に疑問を抱いている」と非難した。
 さらに、県から意見書を求められた場合の対応について問われ、「市民の意見も汲みながら、反対の意思表明も含めて適切に判断したい」と答弁。「はっきりと『反対する』と言ってはどうか」と再質問で迫られたが、「スタンスとしては反対の姿勢で見ていきたい」と述べ、それ以上は踏み込まなかった。
 議会を傍聴した「赤穂の環境を守る会」の川西康行さん(65)は「もっと早い段階で態度を明らかにしてほしかったが、一定の評価はしたい」と市長答弁を歓迎。「市民の代表として、今後も市民の声を尊重してほしい」と望んだ。

(産廃処分場計画に「反対のスタンス」を表明した豆田正明市長)

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