赤穂民報

塩業研究の西畑俊昭博士が逝去(2月4日)

 塩業研究で赤穂から3人目の博士学位を取得した細野町の元高校教諭、西畑俊昭さんが3日、病気のため亡くなった。64歳。
 西畑さんは赤穂高校などで社会科の教鞭をとるかたわら近世塩業史を研究。30年間にわたる研究成果が認められ、昨年10月に母校の広島大学から博士(文学)の学位を認定された。
 学位記の授与式は先月21日にあったばかり。体調を崩して入院したため、式典への出席はならなかったが、届けられた学位記を病床で手にし、「近世と近代をつなぐ天保期の考察が次の研究テーマ」と学究への情熱は最期まで持ち続けた。
 告別式は2月5日(水)午前9時から赤穂メモリアルホールで行われる。

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