赤穂民報

学校での連続盗難で宮本教育長が陳謝(7月22日)

 6月以降に市内学校施設で連続発生した盗難事件を受けて、赤穂市議会の総務文教常任委員会(橋本勝利委員長)が22日、協議会を開き、宮本邦夫教育長が「児童・生徒、保護者に不安と迷惑をかけたことをおわびします」と陳謝した。
 協議会には、宮本教育長をはじめ関連部局の幹部職員が出席。事件発生から今日までの対応、経過を説明した。
 市教委の説明によると、市長、副市長、総務部長へ事件を報告したのは3件目が発生した7月10日。最初の盗難が坂越中であった6月14日から3週間以上が経過していた。また、市議への報告については、2件目までは「校区選出の議員」にとどめていた。
 こうした当局の対応について委員から、「市長への報告が遅すぎる」「議員はその校区のみから選出されているのではない」など批判が出た。宮本教育長は「最初の事件発生以後、全学校園への指示が徹底されていなかったことが連続発生を誘発したともいえ、重く受け止めている」と責任を認めた。
 市教委が「学校設備の点検、施錠の徹底、監視体制の確立」を挙げた再発防止策については、「施設の形状は学校ごとに異なるのだから、個別に危機管理マニュアルを作るべき」といった意見も出され、市教委は「当該校だけでなく、全校園の問題としてとらえ、再発防止と信頼回復に努めたい」と答えた。
 協議会では、当たり屋への注意を呼びかける虚偽の文書が市の伝送便で出回ったことについても話し合われ、後日、市当局の安全管理体制について議員視察を行うことを合意した。

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