赤穂民報

生誕110年記念で松岡秀夫展(2月18日)

 有年楢原の赤穂市立有年考古館で、同館創設者の功績を振り返る特別企画展「松岡秀夫生誕110年記念−松岡秀夫と文化財保護活動」が開催中。松岡氏が関わった発掘調査の報告書や自筆ノートなどで足跡をたどる。
 松岡氏は明治37年(1904)2月13日、赤穂郡有年村に生まれた。京都帝国大学(現京都大学)医学部を卒業して眼科医になり、実家の松岡眼科病院を継承。医業のかたわら、郷土の考古資料収集、遺跡発掘に励み、昭和25年に自費で同考古館を開設した。
 特別企画展では、蟻無山古墳、野田古墳(いずれも県史跡)の発掘調査記録を記した自筆ノートを初めて公開。文化財保護条例の制定を赤穂市に求めた要望書、日本専売公社赤穂支局旧庁舎(現赤穂市立民俗資料館)の保存を訴えた陳情書など約25点、関連記事が掲載された新聞切り抜きを展示している。
 同館は「文化財を愛し、守った松岡氏の信念と心意気を感じてほしい」と話している。3月3日(月)まで午前10時〜午後4時、火曜休館。見学無料。TEL49・3488。

(創設した有年考古館で生誕110年記念展が開かれている松岡秀夫氏)

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