赤穂民報

義士と記念写真、2万人超え(3月8日)

 赤穂城大手門前で観光客の記念写真を撮影するボランティアグループ「撮らんか〜れAKO」(亀井陽介代表)のサービス利用者が8日で2万人を突破した。
 討ち入り装束で義士に扮したメンバーが一緒に写るのが人気。亀井代表は「3万人、4万人を目指して活動を続けていきたい」と話している。
 市若手職員の発案で平成23年12月に始まった観光おもてなしサービス。義士に扮する係、観光客からカメラを預かってシャッターを切る係など、職員と市民の計約30人が休日に交代で活動。一日で100組を超える数を撮影したこともある。
 「…か〜れ」は人に何かを勧める場合の赤穂弁。82回目の活動日となったこの日も、大手門にかかる太鼓橋のたもとで通りがかりの観光客に「よかったら写真を撮りましょうか」と気さくに声を掛けた。
 2万人目となったのは大阪府富田林市の長尾光興さん(68)。記念品として義士の武者絵入り湯呑みを贈られた。隅やぐらを背景に妻しえ子さん(60)と義士はっぴを着てカメラに収まり、「義士気分を味わうことができ、来た甲斐があった。もう一度訪れたくなりました」と喜んでいた。

(もてなした観光客数が2万人に達した「撮らんか〜れAKO」」)

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