赤穂民報

「義烈行」合唱、元高女生らが呼び掛け(4月2日)

 元禄赤穂事件の叙事詩歌で今から約70年前に赤穂高等女学校で歌われた「義烈行」(松井利男作詞、北原雄一作曲)を同校の卒業生たちが「春の義士祭」(4月13日、赤穂大石神社)で奉納合唱することになった。同校OBの女性らが当時の級友に参加を呼び掛けている。
 「義烈行」は同校教諭が詞曲を手掛けて昭和18年までに完成。終戦後はGHQの言論統制で歌えなくなったが、当時の女学生にとって「心に残る思い出の曲」だという。歌詞の冊子の存在が判明した昨夏以降、OBの間で「もう一度みんなで歌いたい」という機運が高まり、女人義士行列も繰り出す「春の義士祭」での奉納合唱が決まった。
 当日は午前11時半に同神社拝殿前に集合。御崎高齢者大学コーラス部有志も加わり、正午ごろから斉唱する。呼び掛け人の一人で19回生の船曳和子さん(85)=中広=は「一人でもたくさんで歌って、女学校時代の思い出を振り返りたいです」と話している。
 4月10日(木)には中広の赤穂市文化会館ハーモニーホールで午後1時半から練習会がある。参加自由。TEL42・2907(船曳さん)。

(「義烈行」の楽譜)

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