赤穂民報
市民ボランティアが「塩田案内人」(4月26日)
揚浜式から流下式まで各時代の塩づくりにまつわる道具や復元施設を見学できる御崎の赤穂市立海洋科学館(黒川和則館長)で、市民ボランティアが団体客をガイドする「塩田案内人」のサービスが4月から試行されている。
同館は約1万1400平方メートルの敷地に塩田、塩納屋などを復元して昭和62年にオープンした。毎週日曜日には釜屋でかん水を煮詰める「釜焚き」の作業を実演。来館者が小鍋を火にかける「塩づくり体験」も好評だ。
「塩田案内人」は「塩田に愛着を持つ人が語れば、来館者の興味がより深まるはず」と同館が市民ボランティアを公募。昨年9月から開いた全6回の養成講座を50代〜70代の男性9人が修了した。2月からは来館者の年代や塩への関心度に応じた説明を実習。講座で講師を務めた同館協力員の横山嘉人さん(76)=有年横尾=も加わって案内を行っている。
ガイドを受けた倉敷市の会社員、宇野博弘さん(59)は「親しみやすい案内で、内容も面白かった」と喜んだ。自作のノートを手に案内した元小学校長の立花良和さん(79)=有年牟礼=は「丁寧だけど堅苦しくない説明を心がけたい。『来てよかった』と言ってもらえたらうれしい」とやる気を見せていた。
試行期間は1年間。今後は、その場で答えられなかった質問があれば連絡先を聞いて後日知らせたり、子ども向けのクイズを作成したりするなどサービス向上にも努める。
塩田案内人は利用無料。案内時間は30分程度を基本に相談に応じる。10人以上の団体が対象で、2週間前までに電話で予約すればよい。TEL43・4192。
(4月から試行サービスが始まった「塩田案内人」)
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