赤穂民報
ホタルに配慮、加里屋川清掃(5月26日)
今春ホタル幼虫を放流した二級河川・加里屋川で25日、地域住民を中心とした清掃活動があり、ホタルの生育に必要な水草を傷めないように配慮しながら護岸の草刈りやごみ拾いを行った。
「加里屋川ふるさとの川整備連絡協議会」(大橋正樹会長)が呼び掛けて毎年5月に実施している活動で今年で3回目。国道250号が通る中洲橋から巴橋までの約1キロ区間で地元の自治会や企業、幼・小PTAなどボランティア約250人が1時間半ほど作業した。ホタル幼虫の放流地点の下流約100メートル区間では水草をそのまま残した。
加里屋中洲の会社員、竹林克之さん(41)と親子で参加した長女の小学3年、凪さん(8)は草抜きを手伝い、「思ったよりもごみが落ちてたけど、すっきりした」ときれいになった川を眺めていた。
同川では今年3月、ホタルの幼虫約500匹を放流。今月20日ごろから数匹の成虫が護岸の石垣や草葉に止まって光っている様子が観察できたといい、大橋会長は「清掃を通じて川に関心を持ち、大切にしてほしい」と話していた。
(地域住民たちの手で行われた加里屋川清掃)
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