赤穂民報
2人乗りタンデム自転車を寄贈(5月31日)
障害者と健常者のスポーツ交流団体「ふれあいスポーツ赤穂」(目木伸幸代表)は2人乗り用のタンデム自転車を赤穂市身体障害者福祉協会(木村佳史会長)へこのほど寄贈した。
2人が前後に並んで乗車して、それぞれペダルを踏む仕組みで7段変速。米シュウィン社製で全長は約2・3メートルあり、銀色の流れるようなフレームが美しい。ハンドル操作は前部座席に乗る人が受け持つため、視覚に障害がある人も後部座席でサイクリングを楽しむことができる。
自転車は赤穂市内の個人から「ふれあいスポーツ赤穂」へ寄贈があり、「より広く利用してほしい」(目木代表)と協会へ無償提供した。視覚に障害があるため小学生のときから自転車に乗ることがなかったという大学4年生の中蔦麻希さん(21)は「自分でこいで風を切っている感覚が気持ちよかった」とうれしそうだった。
同協会はヘルメット、防具と合わせて希望者に無料で貸し出す。利用についての申し込み、詳しい問い合わせはTEL42・3211(赤穂ボランティア協会)。
(「障害者も健常者も一緒に楽しんで」と寄贈された2人乗り用自転車)
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