赤穂民報

国重文弊殿で獅子舞奉納へ(5月31日)

 兵庫県指定無形民俗文化財の「赤穂八幡宮獅子舞」が6月13日(金)、「全国八幡宮連合創立60周年総会」が開かれる京都・石清水八幡宮で奉納演舞することになった。中村良廣宮司(64)は「節目の総会で奉納できることは大変名誉で光栄」と喜んでいる。
 「全国八幡宮連合」は八幡大神をまつる全国の神社で昭和29年に結成。現在は約940社が加入している。毎年6月に開かれる総会では加入神社に関わりのある獅子舞、神楽を一組奉納する習わしとなっている。
 総会には「尾崎獅子舞保存会」(弓張雄一代表)から会員約15人が上洛。国重要文化財の弊殿で200人を超える参列者が見守る中、道中舞と神楽舞を披露する。5月31日から赤穂八幡宮の境内で練習を始め、本番へ備える予定。弓張代表(37)=さつき町=は「先人が受け継いでくれた伝統に恥じないよう、精一杯努めたい」と意気込んでいる。
 「赤穂八幡宮獅子舞」は寛文元年(1661)に赤穂城築造を祝って始まったとされる「神幸式」の行列で先駆を務める。太鼓の打ち出しで目覚めた雌雄の獅子が鼻高に導かれながら荒々しく舞う勇壮な伝統芸能で、平成8年に市文化財、同17年に県文化財に指定された。

(全国八幡宮連合の創立60周年総会で奉納演舞することが決まった「赤穂八幡宮獅子舞」)

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