赤穂民報

豊かな実り願って早乙女がお田植え(6月22日)

 豊穣を願う神事「お田植祭」が22日、加里屋西沖の赤穂大石神社斎田で行われた。管楽の演奏とともに早乙女が早苗を植え進める様子を観覧者約70人が見学した。
 飯尾義明宮司(65)が祝詞を奏上。菅笠と着物で早乙女に扮した関西福祉大の女子学生10人が横一列に並び、太鼓の合図に合わせて早苗を植えた。早朝に降っていた雨は神事が始まるまでに上がり、見物人からも希望者が素足で斎田に入って早乙女と一緒に手植えした。
 苗が倒れないように慎重に作業した同大社会福祉学部1年の延原由依さん(19)=備前市伊部=は「稲作文化を受け継いできた昔の方に感謝したいと思いました。丈夫な稲に育ってほしい」と話していた。
 苗はJA兵庫西が奉納したヒノヒカリ。斎田は約5アールあり、約150キロの収穫を見込む。10月に刈り入れの「抜穂祭」を行い、収穫した米は同神社のお供えに使うほか、市内各施設に配布する。

(見学者も一緒に参加したお田植祭)

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