赤穂民報

お年寄りの心に響いた和太鼓慰問(7月5日)

 坂越中学校の和太鼓部が5日、校区内にあるデイサービスセンターいきしま(細川福成所長)を慰問。ホールに集まった利用者と職員、地域住民の計約60人を前に迫力ある音色を響かせた。
 地下足袋で足元を固め、頭に鉢巻きを締めた部員10人が「飛竜三段返し」「坂中一心太鼓」など7曲を演奏。長胴太鼓と締太鼓の計11台を曲ごとに並べ替え、勇壮なバチさばきを披露した。アンコール曲の「雷鳴」では2、3年生5人が太鼓7台を流れ打ち、見事な連携にひときわ大きな拍手が送られた。
 「みなさんに喜んでもらえるように、心を一つにして打ちました」と部長の照峰春菜さん(14)=3年=。手拍子でリズムをとりながら聴いていた浜市の渡辺君(きみ)さん(85)は「一生懸命な演奏ですばらしかった。心に響きました。ありがとう」と部員たちに感謝の気持ちを伝えていた。

(高齢者福祉施設を演奏慰問した坂越中の和太鼓部)

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