赤穂民報
熟年グループが小学校で剪定奉仕(7月12日)
児童たちに良好な学習環境を提供しようと、朝日町の御崎小学校で植え込みの手入れや敷地の草刈りなどのボランティアを週1回実施している市民グループがある。9人のメンバーは皆、校区内に居住する60歳以上の熟年世代。「余っている時間を使って誰かの役に立てるなら」と奉仕に汗を流している。
活動を行っているのは環境美化ボランティアグループ「モンキーズ」。祭りなど地域行事で仲良くなった住民同士で空き地に花壇を整備しようと3年前に結成した。「お猿のように、わいわい、がやがや楽しみながら活動しよう」と名前をつけた。
御崎小での奉仕はグループを結成した年からスタート。自ら電動ノコギリを手に植栽を刈り込んでいる校長先生の姿を見たメンバーが「手伝いましょうか」と声を掛けたのがきっかけだった。それまで教職員にかかっていた植栽管理作業の負担は大幅に軽減したという。
毎週水曜日午後2時半ごろに学校に集合。「作業の音が授業のじゃまにならないように」と放課後の時間帯を選んで活動する。敷地を囲む生け垣の剪定、中庭の除草など約1時間半の活動。体調や都合が悪いメンバーは無理せず休む。1回に集まる人数は平均で「5〜6人くらい」。佐藤正明会長(66)=朝日町=は「自分に出来る範囲で構わない、というのが長続きの秘けつ」と話す。
初期から参加している元塩町の佐井和政さん(68)は「家でぼんやり過ごすよりも張り合いがあるし、孫たちがお世話になった学校に少しでも恩返ししたい」と精力的。佐藤会長は「仲間と一緒に汗を流すことが楽しい。それに、作業してるとね、学校から帰る子どもたちが元気よくあいさつしてくれるんですよ」とうれしそうだ。
同グループは新規メンバーを募集中。問合せはTEL42・2009(佐藤会長)。
(御崎小で週1回の植栽管理ボランティア活動を行っている「モンキーズ」のみなさん)
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