赤穂民報

タンザニアのおはなし(7月26日)

 魚をどろぼうした犬を裁判にかけ、みんなより多く木を植えることで罪を許すという物語です。描かれている動物が腰巻をまいたりして、その表現がユニークなので一層楽しめます。
 何回も読み返しているうちに、これはタンザニアの昔話でなく、今日のタンザニアの現状を訴えているようにも思われました。
 ユニークな表現のこの物語から、私たちの考えも及ばないたくさんの問題があることを学ぶことができました。
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 『チンパンジーとさかなどろぼう〜タンザニアのおはなし〜』○作/ジョン・キラカ○訳/若林ひとみ○岩波書店
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」で3000冊を超える蔵書を無料貸し出し。第2・第4土曜日に開館。有年原434。TEL49・2089。

(『チンパンジーとさかなどろぼう〜タンザニアのおはなし〜』 ○作/ジョン・キラカ ○訳/若林ひとみ ○岩波書店)

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