赤穂民報

雅楽部が平安時代の七夕再現(8月1日)

 赤穂高校の雅楽部(永井信行顧問、9人)が平安時代の七夕を再現した雅楽公演を、このほど同校で開催された文化祭で披露。古式に則った飾り付けの前で色とりどりの衣裳を身に着けた部員たちが楽器を奏でた。
 文献や資料などを調べ、季節の野菜や果物などを並べた「星の座」と呼ばれる飾り棚を再現。2年の丸山依織さん(17)は春日大社に秘伝される供物の「唐菓子」も復元した。
 部員たちは、この日のために京都から取り寄せた直垂や水干に烏帽子の出で立ちで登場。「平安の七夕オーケストラ」と題し、龍笛と楽太鼓、楽琵琶で「越殿楽」を合奏した。薄水色や薄桃色といった爽やかな色合いの衣裳と澄んだ音色が相まり、涼しげな舞台となった。
 「伝統的な七夕飾りは奥ゆかしさを感じました」と部長の村上千尋さん(17)=2年=。龍笛を吹いた桑原涼菜さん(17)は「高音もちゃんと出せてよかった。もっとうまく吹けるように練習します」と技芸の上達を願っていた。

(平安時代の七夕飾りを再現した前で合奏する赤穂高校雅楽部)

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