赤穂民報
たくましく路肩に「電柱トマト」(8月2日)
加里屋の市道沿いで電柱の根元あたりから一本のトマトが生え、果実が実った。試食した人の話では、「皮は固めだけど、甘くておいしかった」といい、地域で話題になっている。
近所の人によると、5月ごろにアスファルトの継ぎ目から芽を出した。はじめは雑草と思ったが、黄色い花が咲いてトマトとわかったという。
7月上旬に台風が接近したときに、すぐそばに住む主婦が支柱を立てて保護。すると次々と実がなり合計20個近くになった。最も大きなものは直径5センチほどにふくらみ、真っ赤に色付いた。
電柱のてっぺんに鳥がよく止まっているといい、フンに交じった種がたまたま継ぎ目で発芽した可能性がある。近所の女性は「うちの菜園のトマトよりも実が立派」と生命力の強さに感心していた。
(実が赤く色付いている「電柱トマト」)
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