赤穂民報
復興歩む宮城を学生らが訪問(9月23日)
東日本大震災で被災した宮城県での復興支援を継続的に行っている関西福祉大学の災害ボランティアサークル「KUSW〜絆〜」は通算4度目となる現地訪問をこのほど実施。仮設住宅で暮らす高齢者やホタテ養殖業者などとの交流を通して、支援のあり方について考えた。
震災翌月に発足した同サークルは年1回のペースで宮城県内を訪れ、津波で堆積した泥土の除去、被災住宅の後片付け、子どもたちとの交流などを支援してきた。震災で仕事を失った女性たちが手作りしたミサンガを赤穂市内のイベントで販売する活動も続けている。
今回は1、2回生10人が貸し切りバスで15日に出発し、翌日から3日間滞在。仮設住宅の入居者に面会したり、漁港で養殖に使うブイのペンキ塗りを手伝ったりしながら、現地の人たちと交流した。ミサンガを作っている女性たちに購入者のメッセージを届け、復興支援に取り組むNPOとのワークショップも開催。生の声に耳を傾けた。
リーダーの木南向平さん(20)=同2回生=は「被災者が自立へと進む時期なのだと感じた。自分には何ができるのか考え続けたい」と話していた。
(訪問先の南三陸町で漁業に必要なブイにペンキを塗る災害ボランティアサークル「KUSW〜絆〜」)
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