赤穂民報

良寛和尚を題材、シリーズ版画展(12月6日)

 赤穂に立ち寄った際に和歌と義士を称える漢詩を残したとされる江戸後期の僧侶で歌人の良寛を題材にした版画展「良寛絵詞」が12月8日(月)から加里屋の花岳寺通商店街「ギャラリー・遊」で開かれる。
 良寛は備中玉島(現倉敷市)の円通寺で修行。師事した国仙和尚の死去後、赤穂に立ち寄ったとの伝承があり、そのときに書き残したとされる和歌と漢詩を刻んだ石碑が上仮屋の赤穂城塩屋門近くに建っている。
 今展では、元塩町の版画家、佐野正幸さん(74)が一年がかりで制作した単色摺りシリーズ作のうち約15点を展示。良寛が子どもたちにせがまれて凧に書いた「天上大風」、赤穂で詠んだと伝わる「やまおろしよ いたくなふきそ しろたへの ころもかたしき たびねせし夜は」の一首などに絵を組み合わせた色紙大程度の作品を額装して並べる。
 「庶民に溶け込んで仏法を説いた良寛さんの飾らない人柄を表したかった」(佐野さん)という素朴な画風。14日(日)まで午前10時〜午後4時(初日のみ午後1時から)。無料。Tel090・3496・4282(佐野さん)。

(版画展「良寛絵詞」の展示作の一つ)

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