赤穂民報

6年ぶり日曜開催で義士祭の人出期待(12月11日)

 師走の赤穂の一大イベント「第111回赤穂義士祭」は12月14日(日)に行われる。6年ぶりの日曜開催。衆院選の投票日と重なったものの、主催の赤穂義士祭奉賛会は土曜開催だった昨年よりも1万人多い「9万人の人出」を見込んでいる。
 総勢約1000人が出演するメーンの「忠臣蔵パレード」は午前10時に大手門前交差点をスタート。義士娘人力道中、こども大名行列、忠臣蔵名場面の山車などが順次繰り出し、中広交差点までと加里屋交差点〜本部前(いきつぎ広場)の2区間計約1・1キロを歩く。大衆演劇スターの都若丸さんと東映剣会の殺陣は大手門前交差点と本部前の2回。俳優・松平健さんが昨年に続いて大石内蔵助役を務める義士行列は午後1時20分ごろ大手門から出発し、2時40分ごろ本部前で勝ちどきを上げる。今年も人気パーソナリティの浜村淳さんが実況する。
 「おもてなしゾーン」(駅前通り)と「にぎわいゾーン」(お城通り)は歩行者天国となり、赤穂大石神社と合わせて計約115軒の露店が出店。武家屋敷公園の「忠臣蔵交流物産市」は、ゆかりの地と近隣市町など26ブースが並び、名物料理や特産品を販売する。
 13日は「義士追慕の前夜祭」として、花岳寺門前広場で竹あかりと高張提灯を灯し、大石内蔵助の好物だったというニラ雑炊の振る舞い、義士版画のスライドショーを午後5時から行う。赤穂城跡、赤穂大石神社でもエコキャンドル、義士ねぶたなどのライトアップがあり、それぞれ豚汁、かす汁のもてなしがある。
 イルミネーション「幻の天守閣」を連夜点灯中の赤穂城跡本丸では13日と14日、プロジェクションマッピング「赤穂絢爛ノスタルジア」を上映。忠臣蔵のストーリーを音と映像で表現した約5分間の作品を午後5時半から30分ごとに天守台の石垣に投影する。
 赤穂観光協会によると、12月に入ってから義士祭関連の問い合わせが増え、「忠臣蔵ウイーク」が開幕した6日以降はさらに件数が増加。市内宿泊施設の予約状況は祭り前日の13日は「ほぼ満室」といい、「あとは好天に恵まれれば」と願っている。
 義士祭全体の問合せは赤穂義士祭奉賛会Tel43・6839(市産業観光課)。

(第111回赤穂義士祭のPRポスター)

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