赤穂民報
希望の木(1月24日)
妹を思う優しいお兄ちゃんのお話です。
ハイチでは、子どもが生まれるとみんながお祝いを持ってくるのだそうです。
主人公の少年、ファシールは生まれたばかりの妹ルチアに何かプレゼントしたいと考え、自分が生まれたときにパパがマンゴーの木を植えてくれたことを思い出しました。
マンゴーの種を植え、水をかけ、一生懸命世話をします。でもヤギに食べられたり、雨で流されたりしてなかなかうまくいきません。そんな中、ファシールは良いアイデアを思いつきます。
ハイチでは、多くの木々が木材や燃料の炭にするために切り倒され、木が育ちにくいという背景があります。赤と黄を中心に配色したインパクトのある絵にファシールの強い思いが表れているようで、物語を楽しくしています。
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『希望の木−Circles of Hope−』○作/カレン・リン・ウィリアムズ○絵/リンダ・サポート○訳/高岡美智子○PHP研究所
(『希望の木−Circles of Hope−』 ○作/カレン・リン・ウィリアムズ ○絵/リンダ・サポート ○訳/高岡美智子 ○PHP研究所)
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