赤穂民報

【読者の声】かきまつり、早過ぎる売り切れ(2月13日)

 1日にあった「赤穂かきまつり」に市外から来場した人から、「もう二度と来ない」と苦情を言われました。早めに会場に到着したのに即売コーナーがすでに売り切れていたことに立腹されていました。赤穂のカキをPRする目的で開催しているイベントだと思いますが、逆効果になっていないか心配です。(一市民)
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 実行委員会によると、焼きカキの無料配布、かき料理の有料販売はイベント終了時刻の午後3時ごろまで提供できたが、即売会は開場30分後の午前9時半に殻付きが売り切れ、さらに同10時にはむき身も完売した。会場の赤穂海浜公園へ続く主要道路沿いと会場内に「完売」を知らせる看板を立てて告知したが、「食べたかったのに残念」「購入数を限定することはできなかったのか」などといった苦情の電話が翌日以降も含めて「少なくとも10件はあった」という。
 開場からわずか1時間で即売会が品切れになったのは、今季のカキの生育が遅く、用意できた量が例年に比べて少なかったためだ。昨年は4・5トン、一昨年は7・5トンを販売した殻付きは3トン、例年は1・8トンを用意したむき身は1トンしか確保できなかった。赤穂市漁協は「数だけなら用意できていたかもしれないが、一定の品質を維持するために身入りの悪いものは省いた」と苦渋の判断だったことを明かした。
 実行委は「受け取った苦情について反省会で話し合い、対策を考えたい」と話しており、一人当たり購入数の制限などを検討する予定にしている。
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赤穂民報より
 「品質を維持するために身入りの悪いものは省いた」という判断は間違っていないと思います。ただ、わざわざ時間と交通費を使って来場された方の失望を思うと、申し訳なく感じます。苦情は期待の裏返しと受け止め、事前広報から当日対応まで改善点を検証すべきでしょう。入場無料のイベントとはいえ、おもてなしの心を忘れず、よりよいイベントを創り上げてほしいと思います。

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