赤穂民報

明石市長が施政方針「市民の声に耳傾ける」(3月3日)

 明石元秀市長は3日、開会中の市議会第1回定例会で市長就任後初の施政方針演説を行った。「市民の皆様の声に真摯に耳を傾け、議論しながら、私が、これまで培ってきた40年余りの行政経験を活かす」と市政への取り組み姿勢を述べた。
 明石市長は「市民の皆様の声は、市役所で待っていても届かない」とし、自らや職員が率先して地域に出向き、「対話を通じて情報を収集し、それを施策に反映することが市民本位の行政運営の基本だと考えている」と語った。
 予算編成で重点を置いた▽少子高齢化・人口減少社会への対応▽にぎわいと活力の創出▽安全・安心な生活環境−の3分野における新規・拡充事業をはじめ主要施策について約50分間にわたってスピーチ。▽高齢者の権利擁護を推進するための市民後見人養成講座▽赤穂市民病院の人工透析患者送迎▽ごみ出し困難者対策として訪問収集▽生涯学習にシニア世代の知識と経験を活用するためのリーダー登録制度▽職員の能力と業績を重視した人事評価制度の平成28年度導入へ向けた職員研修−といった新たな取り組みも発表した。「厳しい行財政環境が続くことが予測されるが、市民の皆様と協働して『元気で魅力あふれるまち』を目指して全力を尽くしていく」と意欲を話した。
 傍聴席には約30人が来場。明石市長を支援する大町の60代男性は「長年の行政経験を活かして、バランスの良い、安定感のある予算案を組んでくれたのでは」と評価。市長選をきっかけに市政に関心を持ったという塩屋の60代男性は「少し形式的な感じがした。具体的にどのような施策が行われていくのか、今後に注目したい」と話していた。

(施政方針演説を述べる明石元秀市長)

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