赤穂民報

多彩な音色で聴衆魅了、ハーモニカフェス(3月7日)

 ハーモニカ界の第一線で活躍する奏者たちを集めた「第2回赤穂ハーモニカ・フェスティバル」(ハニーハーモニー主催、赤穂民報社など後援)が7日、中広の市文化会館ハーモニーホールであり、元世界チャンピオンの齋藤寿孝さんらがトップレベルの演奏を披露した。
 日本ハーモニカ芸術協会師範、全国コンクールのジュニア部門で2連覇中の小学生などソロ11人とアンサンブル1組が複音ハーモニカや和音の出るコードハーモニカなどを使ってクラシック、童謡、歌謡曲などを奏でた。地元からも昨年の西日本大会で優勝した尾崎雄三さん=元塩町=と2位の小河由美さん=細野町=がステージに立った。
 平成23年以来4年ぶりの開催で、定員約430人の小ホールは超満員の盛況。伸びやかで迫力あるサウンド、哀愁を帯びたアコースティックなメロディなど、さまざまな技巧で生み出される多彩な演奏に静かに聴き入った。板屋町の施設職員、亀谷ひとみさん(52)は「ハーモニカだけとは思えないほどの音の重なりがありました」。主催団体の頭巾嘉廣代表(78)=尾崎=は「これからもハーモニカの魅力を赤穂から発信していきたい」と次回の開催にも思いをめぐらせていた。

(国内トップレベルの演奏が披露された第2回赤穂ハーモニカ・フェス)

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