赤穂民報

交通要所だった往時偲ぶ案内看板(3月24日)

 かつて鉄道2路線が交わって栄えた地域の歴史を後世に伝えようと、有年横尾のJR有年駅南側ロータリーに同駅周辺の近代史をまとめた歴史案内板がこのほど設置された。
 看板を取り付けた「有年地区まちづくり推進協議会」によると、明治23年(1890)に旧山陽鉄道(現JR山陽本線)の有年駅が開設。31年後の大正10年(1921)に播州赤穂と有年を結ぶ旧赤穂鉄道が開通した。昭和26年(1951)の国鉄赤穂線開業と同時に旧赤穂鉄道が廃線となるまで2路線の駅舎が並び建った有年横尾地区には商店街に映画館、ダンスホールなどが集まり、大いににぎわったという。
 看板は縦90センチ、横180センチで両駅の変遷を文章で紹介。写真と昭和20年ごろの周辺図で当時を偲ぶことができる。同協議会の沖知道会長(74)=東有年=は、「駅前にはいつも活気があった」と子どものころを振り返り、「当時を知らない世代にも歴史を語り継ぎたい」と話している。

(JR有年駅前に設置された歴史案内板)

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