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関電赤穂、石炭発電に切り替えへ(3月26日)

 関西電力は26日、昭和62年の運転開始以来、重油・石油を燃料に運転してきた加里屋字東沖手の赤穂発電所(定格出力120万キロワット)を1号機、2号機とも石炭発電へ変更する計画を発表した。燃料調達の安定化とコスト削減を目的に平成32年度中の切り替えを予定している。
 同社によれば、発電燃料に石炭を利用できるようにボイラ・燃料設備を改造。出力は従来の規模を維持する。排煙脱硫装置、電気集塵機を最新の性能を持つ機器に更新することで硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の排出量は「現行よりも低減できる」と説明している。
 この計画は同日、電気事業法に基づき経済産業大臣に届け出た「供給計画」の中で明らかにした。石油燃料に比べて調達しやすい石炭は経済性にもすぐれ、競争力強化に向けた中期的施策の一環という。
 関係機関との協議、法的手続きなどを進め、来年5月の着工を目指す。本管を接続するときを除き、工事中も重油・原油での運転を継続。「電力の安全・安定供給に全力を尽くしてまいります」としている。

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