赤穂民報

長岡氏「高取峠トンネル化に本腰」(4月11日)

 兵庫県議選で無投票での4選が決まった長岡壮壽氏(54)=上仮屋北=が7日、赤穂民報のインタビュー取材に応じ、「地方創生こそ県議の出番。赤穂、上郡、佐用の1市2町をつなぐ役割を果たしたい」と意欲を語った。
 長岡氏は、高取峠のトンネル化について「本腰を入れる」と積極的に推進する意思を表明。懸案となっている産廃最終処分場の建設計画については「管理型は反対。安定型は市民の不安が払拭されない限り反対」とし、市や市議会と歩調を合わせた。
 一問一答は次のとおり。
 * * *
−4度目の当選が決定して今の心境は
 責任の重さを痛感し、気持ちが引き締まる思い。佐用町が新たに選挙区に加わり、多くの新たな方と出会えたことは自分にとって新鮮な喜びで、初当選した12年前の初心を思い出させてもらえた。

−無投票だった
 直前まで選挙があると考えていたし、選挙を望まれる方のお気持ちも理解できる。県民の意思表示の場としては選挙になった方が良いが、これまでの活動がある程度認められ、信任いただけたものと受け止めている。

−多選についての認識は
 県議の当選回数と経験を重ねれば重ねるほど政治パワーはどんどん強まる。自分としてはもっと頑張りたいと思っている。もし、有権者の声が聴けなくなったり、マンネリ化したりするなど多選の弊害が出たときは選挙で淘汰されるだろうし、その前に自ら身を引くつもりだ。

−直近4年間の活動実績を教えてほしい
 目に見えるところでは、千種川の堤防強化、県道整備に取り組んだ。特に、事業化が難しいと言われていた県道整備を社会基盤整備プログラムに掲載できたことや、長年休止していた河川改修事業の再開は胸を張れる。県の養成医師制度の修了者を市民病院へ派遣する道筋もつけることが出来た。医師不足解消につながると期待している。

−次の4年間で何に取り組むか
 障害者福祉の分野では、就労支援施設として商店街の空き店舗を有効に活用し、高齢者や引きこもっている若者の参画と協働を進める。高取峠のトンネル化にも本腰を入れる。

−人口減少問題にどのように取り組むか
 人口減は約30年後には落ち着き、それ以降は安定した社会が到来すると言われている。この30年間をどう乗り切るかが課題だ。最も大切なのは雇用の創出。例えば、佐用では姫路から上月まで姫新線にSLを走らせるプロジェクトの調査費に県の予算がつき、利神城跡の整備も始まる。地域資源を活かして雇用を生み出す取り組みを赤穂、上郡でも有権者のみなさんとともにアイデアを磨いていく。

−産廃最終処分場について
 福浦、西有年の管理型処分場については反対。高野の安定型処分場については、市民の不安が払拭されない限り反対。県が市と連携して監視体制を整えるよう当局に強く働きかける。

−県議の役割について
 地方分権に伴って、県議の役割はますます大きくなっていく。さらに、国と県が進める地方創生こそ県議の出番。赤穂、上郡、佐用の1市2町をつなぐ役割を果たしたい。

−国政との連携は
 自民選出の衆参国会議員を通じて連携をとっている。今後も国と市町をつなぐパイプをどんどん太くしていく。

−兵庫12区選出の山口壮衆院議員との連携は
 この統一地方選が終わってから県連で話し合うことになっている。山口氏にもその旨は伝えてある。

−有権者へのメッセージを
 信頼に誠実に応えていく4年間にします。皆様のご要望と自分の思いを実現していきます。

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