赤穂民報

コウノトリ写真コンで最優秀賞(4月15日)

 「自然と人との共生」をテーマにした「第10回コウノトリ写真コンクール」の受賞者がこのほど発表され、正保橋町のアマチュアカメラマン、寺坂好司さん(65)が撮影した「花火見物」が最優秀賞に選ばれた。
 夜空いっぱいに打ち上がる花火の手前に巣塔を写し、塔に止まったコウノトリをシルエットに浮かび上がらせた印象的な構図だ。
 撮影は昨年8月。豊岡市百合地地区で人工巣塔から約300メートル離れた場所に三脚を立て、400ミリの望遠レンズをセットした。ひなが立つ巣塔のバックに花火が打ち上がる瞬間を狙ってシャッターを切ったという。
 5年ほど前に上郡町に飛来したコウノトリを撮影して以来、被写体として興味を持った寺坂さん。生息地がある豊岡へ何度も通ううちに「愛情かけて子育てする姿が人間と同じ」と愛着が湧き、昨夏も毎週撮影に出向いた。
 コウノトリは通常7月までに子育てを終えるため8月に巣塔で撮影出来る機会はめったになく、受賞作に写ったひなも撮影翌日に巣立っていったという。6度目の応募でグランプリを射止めた寺坂さんは「またとないチャンスに恵まれた」と狙い通りの一枚に満足そうだった。
 同コンクールは「コウノトリファンクラブ」(事務局・但馬県民局)が主催。今回は128点の応募があった。

(コウノトリ写真コンクール最優秀賞に輝いた「花火見物」=寺坂好司さん撮影)

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