忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 文化・歴史
  3. 記事詳細

北野中の大川礼子さん 国展初入選

 2017年06月03日 
国展に初入選した大川礼子さん
 全国最大級の美術公募展「第91回国展」(国画会主催)の写真部で、北野中の主婦、大川礼子さん(63)が初入選した。カメラ歴約10年で、今回初めて応募。「とってもハッピー」と喜んでいる。
 入選作のタイトルは「棲家」。薄暗い物置の中、さびた金属部品や空き缶、工具箱の間に顔のように見えるバイクのエンジン部品を潜むように置いた構図で、「そこに棲みついた主」を意図した。
 “主役”の部品は昨年2月、通りがかったバイク店の店先で偶然見つけた。大小の穴が目と口のように見える部品が朝日を浴びてまぶしく光り、「おはよー!って呼び掛けられたように感じた」という。
 「作品のモチーフにしたい」と考えた大川さんは店主から部品を譲ってもらい、実家の物置で撮影開始。思い描くイメージに近づけようと、さまざまに配置を変えながら丸一年撮り続けた。「今までで一番時間と労力をかけた。よくも飽きずに撮ったなと自分でも思います」と苦笑する。
 もともと、カメラには「まったく興味がなかった」という。あるとき、写真を趣味とする知り合いの一眼レフで何気なくシャッターを切り、その画像の美しさにたちまちひかれた。3年ほどして写真サークル「写壇・あすなろ」に入会し、作品として写真を撮る楽しさに目覚めたという。
 大川さんの作品は5月、東京・六本木の国立新美術館に他の入賞・入選作と並んで展示された。「この壁に自分の作品を掛けたい、と思って応募したので本当にうれしかった。一回だけだったら『まぐれ』になっちゃうから、次の入選に挑戦したいです」と意気込んでいる。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2017年6月3日(2233号) 3面 (11,470,455byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。
今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 市民病院の経営形態「変更の可能性ある」副市長が言及←***(12/29)
  • 《市民病院医療事故多発》医療ミスの脳外科医 業務上過失傷害罪で在宅起訴〜神戸地検姫路支部←この事件に強い関心がある者(12/28)
  • 《市民病院医療事故多発》「膿出し切る必要」現役医師が提言←赤穂市民(12/28)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警