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「草の根レベルで交流を」姉妹都市から訪問団

 2018年12月13日 
訪問団を代表して公式会議であいさつするバリー・サメルズ市長(左)
 赤穂市と姉妹都市提携を結ぶ豪・ロッキングハム市から公式・市民訪問団が今月10日から6泊7日の日程で来穂。市内の観光名所や文化施設、企業などを視察したほか、公式会議と歓迎レセプションで交流を深めた。
 両市は平成9年に姉妹都市となり、昨年で20周年。これまで中高生のホームステイを相互に受け入れたり、赤穂市児童合唱団が3年に一度、演奏旅行に赴くなどの国際交流が行われてきた。
 ロ市の公式訪問団が赤穂を訪れたのは平成23年3月以来7年9カ月ぶり。バリー・サメルズ市長をはじめ6人が来日した。
 11日に市役所で開いた公式会議では今後の姉妹都市交流の在り方について意見交換。ロ市側から「行政主導ではなく、草の根レベルでの交流を推進していきたい」との要望があり、赤穂市側は「今後は赤穂市国際交流協会を中心とした交流を再構築していく」と応じた上で、中断している中学生派遣交流の再開、サッカーやマラソンなどスポーツを通した国際交流を提案した。
 また、オーストラリアで関心が高い気候変動への対応についても協議。今後、担当者レベルで情報共有していくことで一致した。
 明石元秀市長は「本年は両市にとって、新たな出発点となる大切な年」とあいさつ。サメルズ市長は「交流が今後も継続することを望んでいます」と語った。
 14日には赤穂義士祭の義士行列にサメルズ市長ら3人が義士に扮して出演。15日は児童合唱団と交流し、16日に帰国の途につく。
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掲載紙面(PDF):
2018年12月15日(2305号) 1面 (5,275,477byte)
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