忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 社会
  3. 記事詳細

DMAT新設の赤穂中央病院 災害拠点病院に指定

 2025年03月01日 
 災害時の医療体制を強化しようと、赤穂中央病院(長尾俊彦院長)が兵庫県から災害拠点病院に指定された。

 県によると、県内20か所目で、赤穂市内では赤穂市民病院に続いて2か所目。同病院は「災害拠点病院として必要な研修や訓練を実施し、責任を果たしていきたい」としている。

 災害拠点病院は、災害発生時に地域医療の要として重傷者の初期治療を担い、地域の病院を支援する医療機関を都道府県が指定するもの。▽24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者の受け入れ・搬出が可能な体制▽災害派遣医療チーム(DMAT)の保有▽被災後に診療機能を早期に回復させるため業務継続計画(BCP)を整備▽自家発電機燃料、食料、飲料水、医薬品を3日分程度備蓄―などの要件を満たす必要がある。昨年4月時点で全国776病院が指定されている。

 赤穂中央病院は2016年の熊本地震から昨年の能登地震まで各被災地に災害時医療支援活動班(AMAT)を派遣。22年には運営母体の医療法人伯鳳会(古城資久理事長)が災害医療車を導入した。こうした実績と資源をより活かせる体制を整えようと、昨年6月にDMATを発足。災害拠点病院の指定要件をすべて満たし、今月6日にあった県医療審議会救急医療部会で承認された。

 災害拠点病院に指定されたことでDMATのメンバーの士気もさらに上がっているといい、「災害は必ず起きるものという心構えで常に備えたい」と河本純一・外科部長(56)。中3のときに豪雨水害で被災した経験から医療職を目指したという佐用町出身の看護師、神谷(かみや)美保さん(29)は「与えられた任務をまっとうしたい」と意気込む。

災害拠点病院に指定された赤穂中央病院のDMATメンバー



<前の記事


掲載紙面(PDF):
2025年3月1日号(2589号) 1面 (4,202,917byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 城西地区 ]  [ 社会 ]


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6

最新のコメント

  • 性暴力被害者が語る「永久に消えない辛さ」←(03/29)
  • 《市民病院医療事故多発》医療ミスの脳外科医 業務上過失傷害罪で在宅起訴~神戸地検姫路支部←よし(03/28)
  • 《赤穂市議選2025》予備審査も20陣営参加←不安しかない(03/25)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警