6年ぶりに“地区別”敬老会
2010年09月05日
皿回し芸などでお年寄りを楽しませた敬老会
赤穂市の敬老会は昭和28年に地区別開催で始まった。設営の人手不足で5年前から市文化会館での合同開催としていたが参加率が20%を下回り、「お互いの顔が分かる敬老会をしたい」との要望もあり、今年度から再び地区別で行うことにした。
市は「敬老会運営費」として約650万円を各地区まちづくり連絡協議会に分配。開催内容は主催する協議会または単位自治会の自主性に任せる。地元園児のダンスや昔のビデオ上映など、それぞれお年寄りに楽しんでもらえる企画を練っているという。
千鳥自治会(大宅功一会長)は市内で最初に開催。集会所の大会議室に紅白幕を張り、月1回開く「いきいきサロン」の拡大版として実施した。スタッフの人脈で招いた関西福祉大の音楽療法サークル「ぴよだまり」が澄んだ音色のトーンチャイムで童謡を演奏し、アマチュア芸人の矢野章作さん(55)=塩屋=が皿回しを披露。昼食を含めて約3時間のプログラムで参加者を楽しませた。
「昨年は3、4人だった」(自治会役員)という75歳以上の参加者は25人に増加。伊東ミサオさん(90)は「何もかも楽しかった。元気が出た」と喜んでいた。
赤穂市内の75歳以上人口は7月末時点で6386人(男2382人、女4004人)。
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掲載紙面(PDF):
2010年9月11日(1911号) 3面 (8,340,254byte)
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