心地よい奉仕の汗
2011年10月01日
黙々と作業するMさん
町内の緑樹帯にはサザンカ、南天などが数メートルごとに植わっているが夏の終わりになると、伸びた枝が道路にまではみ出す。見かねたMさんは2、3年前から剪定ばさみと電動のこぎりで枝を整えているという。
一本に要する時間は20分ほど。「無理のないように」と約100メートルの区間を数日間かけて手入れする。緑樹帯沿いの市道は秋祭りで屋台が通る道でもあり、近所の人からは「祭りの様子がよく見えてありがたい」と喜ばれている。
定年退職後、「何か自分にできることを」と考えたというMさん。最初は人の目に照れくささを感じたが、「すぐに慣れた」。今では奉仕作業でかく汗が心地よい。
「自分も何かやってみたい、と思っている人は多いのでは。あんまりたいそうに考えず、とりあえず始めてみれば」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2011年10月1日(1961号) 3面 (8,224,040byte)
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