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懐かしい音色も「ラヂオ&蓄音機」展

 2013年07月25日 
今では珍しい蓄音機や真空管ラジオなどが並ぶ民俗資料館の収蔵品展
 125年前の蓄音機や戦前の真空管受信機などを集めた収蔵品展「アンティークな音の世界〜『ラヂオ&蓄音機の魅力』展」が加里屋の赤穂市立民俗資料館(前田元秀館長)で開催されている。一部の展示品は実際に音を鳴らすことが可能で、レトロな音質を楽しめる。
 「発明王」トーマス・エジソンが開発した1888年製ろう管式蓄音機は、円筒状のろうに刻んだ溝を針でなぞって振動板を響かせる仕組みで録音も可。開戦前年の昭和15年製真空管ラジオは物資不足の中で作られ、「国策ラジオ」と呼ばれた。
 手回し式のぜんまいで動く円盤型蓄音機、昔懐かしい足踏みオルガンなど、いずれも市民から寄贈された28点。昭和9年製のミゼット型ラジオは本展を前に修理し、当時の最高級音質を実際に聴ける。加里屋の清水久子さん(80)は「終戦の日にラジオで聴いた玉音放送を思い出しました」と耳を傾けていた。
 8月31日(土)まで午前9時〜午後5時。週末を中心に蓄音機でのレコード再生を随時行う。入館料100円、小・中学生50円。TEL42・1361。
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掲載紙面(PDF):
2013年7月27日(2047号) 4面 (9,071,343byte)
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