アートマイルがユネスコ奨励事業に
2014年05月24日
パリのユネスコ本部を訪問したJAM代表の塩飽隆子さん=中央=と事務局長の康正さん=右から2人目=。左端がアレクサンダー・ライヒトESD担当課長
プロジェクトを開発した「ジャパンアートマイル(JAM)」の塩飽隆子代表(58)=大町=は「日本発の取り組みがグローバルな意識を持つ次世代の育成に世界中で役立つことを願っています」と喜んでいる。
ユネスコは今年11月に日本で開催する世界会議で今後10年間におけるESDの次期行動指針を公式発表する予定。塩飽代表は、行動指針を実践するための具体的な学習プログラムにJAMのプロジェクトを活用するように働きかけるために、事務局長の夫・康正さん(64)、メンバーの清水和久・金沢星稜大学教授(51)と11日から8日間の日程で渡仏。文科省の仲介でパリのユネスコ本部を訪問し、ESD担当責任者のアレクサンダー・ライヒト課長と面談した。
これまでの実績と今後の可能性をアピールした結果、ライヒト課長は「このプログラムを特に奨励したい」と強い関心を示した。関係者によれば、ユネスコの担当責任者の発言としては「一歩踏み込んだ最大級の評価」で、世界に約9000校あるユネスコ認定校への普及にも展望が開ける期待があるという。
18日に帰国した塩飽代表は「予想以上の成果。フランスまで渡った甲斐があった」と喜び、「文科省、外務省、JICA(国際協力機構)など各関係機関の協力と支援を得ながら、プロジェクトの普及に取り組んでいきたい」と前を見据えた。
塩飽さんは、1997年に元国連職員ジョアン・タフィリスさんが始めたアートマイルプロジェクトを発展させ、2006年に国際協働学習プログラムを開発。異なる国の学校同士がインターネットなどを利用して行った学習成果として一枚の大型絵画を共同制作する取り組みで、これまでに52の国・地域から756校2万3602人(今年4月末現在)が参加した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年5月24日(2088号) 1面 (8,249,825byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
郷土色豊か、伝統凧50点 [ 文化・歴史 ] 2013年12月25日工場一部敷地を届出区域に指定 [ 社会 ] 2013年12月24日聴覚障害児クラスに電子黒板寄贈 唐船海水浴場、来夏再開の見通し [ 社会 ] 2013年12月17日長野の「義士踊り」赤穂で奉納 [ 文化・歴史 ] 2013年12月15日第34回市少女バレー発足記念大会 赤穂民報・第20回習字紙上展の作品募集 長野「中関義士踊り」14日演舞 「潔いと評判」討ち入り翌日の書簡 [ 文化・歴史 ] 2013年12月12日「四十七士の歌」市民合唱団がCD化 [ 文化・歴史 ] 2013年12月12日赤穂浪士の人員配置図をネット公開 [ 文化・歴史 ] 2013年12月11日産廃処分場のトラブル実例を講演 討ち入りはっぴで本会議 日生町漁協でも「反対」相次ぐ [ 社会 ] 2013年12月11日読書感想文コンクールで県知事賞
コメント
0 0
投稿:国際人 2014年05月25日コメントを書く