水泳の第３３回兵庫県中学校対抗競技大会（３月２２日、三木山総合公園屋内プール）の男子１００メートルバタフライで、赤穂東の塚本康介君（１４）＝大会時２年＝が５８秒２８の大会新記録で優勝した。
　今春中学を卒業した学年を含む６１選手がタイムレースで競技。強豪が集まる最終８組に出場した塚本君は前半の５０メートルをただ一人２６秒台で折り返し、そのまま粘ってゴール。自己ベストをマークし、大会記録を０秒１２縮めた。
　小１でスイミングスクールに入門。中学に進んでからは学校の水泳部で練習を続けている。学校プールで泳げるのは５月から１０月まで。冬場は土日のみ市総合体育館プールで泳ぎ、平日は走り込みと補強運動で体力づくりに励む。
　下村翔顧問（２６）は「体を上手に使った大きな泳ぎができる。自分への厳しさや向上心があり、これからさらに活躍してくれるはず」と将来性に期待する。塚本君は「学年の締めくくりに自己ベストと大会新で優勝できてうれしい」と喜び、目標に掲げる夏の全国総体出場へ向けて「理想の泳ぎを身につけるためにフォームを研究したい」と意欲をみせた。

＜前の記事

次の記事＞

掲載紙面（PDF）：
2015年4月18日(2132号) 1面 (12,799,477byte)
　（PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。）