誤嚥性肺炎予防へ口腔ケア研修
2015年07月10日
口腔ケアの知識と実践について受講した研修会
統計によると、日本人の死因で3番目に多い肺炎の3分の2が誤嚥性肺炎で、高齢者が患う肺炎の9割を占める。主に口腔内の細菌が誤って肺に入ることによって引き起こされるため、口の中を清潔に保つことが予防のかぎとなる。
研修会は、口腔ケアの知識を広めるとともに、介護と歯科の関係者の相互連携を深めることを目的に同協議会が相生・赤穂市郡歯科医師会(内田学会長)、赤穂市地域包括支援センターと共同で開催。兵庫県歯科衛生士会の岩崎小百合副会長を講師に招き、誤嚥性肺炎の発生原因や予防処置の手法などについて詳しく受講した。
「ケアの奥深さを知ることができ、意義ある研修になった。今後の業務に活かしたい」と同協議会の中西幸平会長。内田会長は「強い口臭、口から食べにくくなっているといった症状が要介護者にあれば要注意。気付いたらケアマネージャーさんに相談してほしい」と話している。
同歯科医師会でも口腔ケアに関する問い合わせ、相談を受け付けている。Tel45・2588。
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掲載紙面(PDF):
2015年7月11日(2143号) 4面 (12,666,009byte)
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