《御崎メガソーラー問題》住民質問への回答拒否
2016年01月27日
災害リスクの高まりを近隣住民が懸念している御崎のメガソーラー建設をめぐり、御崎地区連合自治会(亀井義明会長)が事業者側へ危険性の認識や治水計画の内容などを尋ねた質問状に対し、施工業者のフジタ道路大阪支店が「弊社から説明する必要のないものが大半」などとして回答を拒否したことがわかった。
質問状は、治水工事の工事図面や基礎となる雨量計算データの開示を求めるほか、地質調査や土砂崩落予防措置の予定など61項目を問うもので、同自治会が今月8日付けで同社と事業主のサンエース(大阪府枚方市)へ送付し、1月22日までの回答を求めていた。
回答は同社の執行役員支店長名で同月20日付け。質問事項について、「説明済みのものや現時点で回答する必要がないものあるいは行政に対して回答済みであり弊社から説明する必要のないものが大半」とした上で、「回答しない理由を開示する必要もないと考えております」と拒否。さらに、自治会側に質問内容の精査を求めるとともに、「(同自治会に)法人格が認められることを条件に回答につき再検討します」と注文をつけた。
また、サンエースは22日付けで、「弊社は元請であるフジタ道路株式会社に回答等の対応を一任しております」などと文書で回答した。
同メガソーラーの建設をめぐっては、赤穂市が昨年7月、「誠意をもって地元意思形成に努めること」などを条件に風致条例に基づく許可を事業者側へ交付。フジタ道路は11月に説明会を開いたものの、説明会の継続を望む自治会の申し入れに応じず、「ご不明な点についてはその都度文書にて回答するなど適切に対応してまいります」と文書で約束した。
今回の回答について亀井会長は「まったく不誠実な対応で憤慨している。市は業者を指導すべきだ」と話しているが、市は「地元意思形成は、その方法も含めて事業者に取り組みを求めるもので、市から直接指導する予定はない」とのスタンスだ。
同社は赤穂民報の取材に対し、「質問をメールで送れば社内で調整して答える」としながらも、昨年12月2日を最後に回答していない。
掲載紙面(PDF):
2016年1月30日(2171号) 3面 (12,032,320byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
質問状は、治水工事の工事図面や基礎となる雨量計算データの開示を求めるほか、地質調査や土砂崩落予防措置の予定など61項目を問うもので、同自治会が今月8日付けで同社と事業主のサンエース(大阪府枚方市)へ送付し、1月22日までの回答を求めていた。
回答は同社の執行役員支店長名で同月20日付け。質問事項について、「説明済みのものや現時点で回答する必要がないものあるいは行政に対して回答済みであり弊社から説明する必要のないものが大半」とした上で、「回答しない理由を開示する必要もないと考えております」と拒否。さらに、自治会側に質問内容の精査を求めるとともに、「(同自治会に)法人格が認められることを条件に回答につき再検討します」と注文をつけた。
また、サンエースは22日付けで、「弊社は元請であるフジタ道路株式会社に回答等の対応を一任しております」などと文書で回答した。
同メガソーラーの建設をめぐっては、赤穂市が昨年7月、「誠意をもって地元意思形成に努めること」などを条件に風致条例に基づく許可を事業者側へ交付。フジタ道路は11月に説明会を開いたものの、説明会の継続を望む自治会の申し入れに応じず、「ご不明な点についてはその都度文書にて回答するなど適切に対応してまいります」と文書で約束した。
今回の回答について亀井会長は「まったく不誠実な対応で憤慨している。市は業者を指導すべきだ」と話しているが、市は「地元意思形成は、その方法も含めて事業者に取り組みを求めるもので、市から直接指導する予定はない」とのスタンスだ。
同社は赤穂民報の取材に対し、「質問をメールで送れば社内で調整して答える」としながらも、昨年12月2日を最後に回答していない。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年1月30日(2171号) 3面 (12,032,320byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
正月の縁起物に手製和凧奉納 [ 社会 ] 2016年12月20日異常のスズキから細菌や寄生虫 [ 社会 ] 2016年12月07日忠臣蔵囲碁大会 全国から参加者 [ 社会 ] 2016年12月06日「宮造り」山鹿灯籠を奉納 [ 社会 ] 2016年12月06日自転車の交通ルール遵守を指導 [ 社会 ] 2016年12月05日福士誠治さん「義士に心打たれる」 [ 社会 ] 2016年12月03日強引な瓦修理業者に用心 [ 社会 ] 2016年12月03日坂越の佐方直陽さんに「ともしびの賞」 [ 社会 ] 2016年12月03日義士娘「一日署長」年末警戒発隊式 [ 社会 ] 2016年12月01日次期理事長に森谷充孝氏 赤穂JC [ 社会 ] 2016年11月26日「安全・安心な赤穂」へ市民大会 [ 社会 ] 2016年11月24日タンク火災想定して防災訓練 [ 社会 ] 2016年11月22日兵庫県自治賞の受賞者決定 [ 社会 ] 2016年11月22日「千種川を守る」住民ら産廃問題学習会 [ 社会 ] 2016年11月21日空き店舗を貸スペースに再利用
コメント
0 0
投稿:良い子の味方 2016年02月06日0 0
投稿:てんほー 2016年02月06日0 0
投稿:鷆和は… 2016年02月06日危険がないことを証明する責任は企業にあるんじゃない?
何か起きてから想定してませんでしたで済まされたらたまらないもの。
0 0
投稿:そら 2016年02月06日赤穂になにができても、すぐ憤慨するだけ(笑)
世代交代が必要ですね
0 0
投稿:いまは都 2016年02月06日さすが赤穂市^_^これからも閉鎖的な町を守っていってください。
0 0
投稿:太陽 2016年01月28日0 0
投稿:ari 2016年01月28日あれ、相当危険じゃないんですかねぇ?直下には道がある事ですし、どの辺りまでが購入された土地なのかは知りませんが・・・そこのところ、どうなんでしょう?
0 0
投稿:スネーク 2016年01月27日0 0
投稿:ろくなもんじゃねえ 2016年01月27日0 0
投稿:主観者 2016年01月27日この企業も何やら、以前から赤穂に恨みでもあるのでしょうか・・・・
最初から、感情的に縺れていては解決はないですわな。残るのはしこりのみ。
0 0
投稿:客観者 2016年01月27日0 0
投稿:おんぷすまん 2016年01月27日法人格の有無が何の関係があるのか。
「指導する予定はない」という市も異常だ。
とにかく、どっちもまともじゃない。
0 0
投稿:異常な事態 2016年01月27日コメントを書く