“減災”に重点「赤穂防災士の会」発足
2016年04月25日
地域防災力の向上を目指して発足した「赤穂防災士の会」
集まった会員の本業は看護師、建築士、教員など多彩。「災害が起こる前の備えに重点を置き、地域に密着した活動に取り組んでいきたい」と意欲を高めており、地域防災リーダーとしての役割が期待される。
NPO法人日本防災士機構防災士の認証を受けた防災士と会の趣旨に賛同する15人で発足した。23日に加里屋の市防災センターで開いた設立総会で役員を選出し、初年度の事業計画と予算を承認した。
今後は毎月第3水曜夜の定例会で情報交換するほか、自治会や自主防災組織などの防災関連イベントへの参加や支援、企画提案を行う。子どもや女性を対象にした防災教室も開き、関心を持つ人の拡大を目指す。
最年少の池永友子さん(19)=東有年=は小2のときの豪雨洪水で自宅が床上浸水。「そのとき、いろんな人に助けてもらったので、恩返しがしたい」と今年2月に防災士試験を受験して合格した。「同世代の人たちにも防災について呼び掛けたい」と意気込む。
会長に就任した金井貴子さん(56)=三樋町=は東日本大震災の翌年に防災士に。「同じ思いを持った者同士が集まれば、一人では難しい活動も可能になる」と組織の立ち上げを発起したといい、「防災士の資格を持っている人だけでなく、防災と減災で社会貢献したいという思いを持っている人にも加わってほしい」と入会を呼び掛けている。問い合わせはTel42・1506(金井会長)。
防災士は、災害対策に関する研修を履修した上で試験に合格して講習を受けた市民を日本防災士機構が認証する民間資格で平成15年に創設された。同機構のまとめでは全国で10万9093人(今年3月末時点)が登録している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年4月29日(2183号) 1面 (11,356,121byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「雑談程度」で「同意得た」 [ 社会 ] 2013年10月26日防火戸故障など2医療機関を指導 [ 社会 ] 2013年10月26日ブラック企業の実態と根絶 有年考古館、支援ボランティア募集 生徒がアイデア、完成間近「赤定パン」 [ 社会 ] 2013年10月25日義士祭出店は公募、暴排強化で 中学生が5日間の社会人体験 産廃処分場の説明会、地区外は質問認めず [ 社会 ] 2013年10月21日スロープ壁面に子どもたちがアート 「お元気で」最後のマッサージ慰問 [ ボランティア ] 2013年10月19日《産廃処分場計画》赤穂漁協が「同意」 [ 社会 ] 2013年10月19日フィリピンの子どもに文房具贈ろう [ ボランティア ] 2013年10月19日21日から「トライやる・ウィーク」 有床医療機関を特別査察 [ 社会 ] 2013年10月18日中1生へタイヤライト寄贈 [ 社会 ] 2013年10月17日
コメントを書く