チコのセネガル通信(31)日本からポン菓子機が届きました
2016年05月21日
日本から届いたポン菓子機
そんな中、日本からポン菓子機が到着しました。私が米作りに取り組んでいることを知ったJICA職員が新品1台を送ってくれたのです。セネガルでは第1号だそうです。
住民に食べてみてもらったところ反応は上々。あまり新しい物を好まないセネガル人にとっては、すごいことなんです。日本の味がセネガルに届いた感動すべき瞬間でした。
ポン菓子機を試験導入した目的は、稲作の普及、付加価値をつけた穀物加工品の作成、農家の収入向上と、もう一つ、女性の雇用創出です。そこで、届いた機械は地域の女性団体に譲渡しました。
セネガルの味覚に合うように砂糖の量を調整したり、牛乳をまぜてみたり、膨らむように少し水につけてみたり。試行錯誤しながらメンバーに講習を行い、彼女たちだけでも機械が使える状態にしていきます。
私が小学生くらいのころ、家の付近には移動ぼん菓子屋さんが来ていました。砂糖とお米を持っていくとおじさんがポン菓子を作ってくれました。おいしくて、祖父母と一緒にずっと食べ続けていました。懐かしい思い出です。
セネガルにいられるのもあと6カ月。残りの時間を大切に活動していこうと思います。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年5月21日(2185号) 3面 (11,631,899byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ チコのセネガル通信 ]
チコのセネガル通信(18)恵みの雨季がやってきました 2015年07月04日チコのセネガル通信(17)ラマダンに挑戦しています 2015年06月27日チコのセネガル通信(16)改良かまどの普及に取り組んでいます 2015年06月06日チコのセネガル通信(15)貧富の格差 2015年05月30日チコのセネガル通信(14)セネガル式の部屋掃除 2015年05月02日チコのセネガル通信(13)音楽とダンスでコミュニケーション 2015年04月11日チコのセネガル通信(12)家庭菜園の普及に取り組んでいます 2015年03月21日チコのセネガル通信(11)ごみを肥料に活用 2015年03月07日チコのセネガル通信(10)理想はボランティアがいなくなること 2015年02月21日チコのセネガル通信(9)真のイスラム教徒とは 2015年01月31日チコのセネガル通信(8)書き初めで新年をスタート 2015年01月24日チコのセネガル通信(7)ンドファン市のゴミ事情 2014年12月13日チコのセネガル通信(6)「結婚してくれ」って言われても… 2014年12月06日チコのセネガル通信(5)赴任地へ入りました 2014年11月22日チコのセネガル通信(4)セネガル名は「ヤッシン・カ」 2014年11月01日
コメントを書く