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「赤穂防災士の会」に出る杭大賞

 2017年05月09日 
子どもたちも興味をもって来場した「赤穂防災士の会」の展示ブース=同会提供
 地域防災力の向上を目指して活動している「赤穂防災士の会」が「第16回出る杭大会」(4月29日、播磨科学公園都市)で大賞を受賞した。同会は「活動の趣旨が認められてうれしい。防災の重要性をさらに発信していきたい」と受賞を励みにしている。
 同会は平成26年11月に有志で活動を始め、昨年4月に正式に設立。自治会や学校、企業などの依頼を受けて防災研修や避難所体験ワークショップを提供している。今大会では、これまでの活動実績をパネル展示したほか、災害時に必要な非常持ち出し品をゲーム感覚で覚える「防災ビンゴゲーム」を実施。用意した200枚のカードがすべてなくなるほど好評で、審査員から「堅いイメージを持たれがちな『防災』を親しみやすく工夫していた」と称賛された。
 設立2年目での受賞に金井貴子会長(57)=三樋町=は「今後の期待も込めて賞をいただけたのでは」と謙虚に受け止めた。副賞の賞金10万円を贈られ、「活動に必要な備品購入に役立てたい」と喜んだ。
 「出る杭大会」は地域を元気にしようと取り組む団体や個人が活動内容をブース展示やステージで発表し、ネットワークづくりにつなげるイベント。今回は子育て支援や環境保全、文化振興など多種多様な分野の59団体が出場し、3団体が大賞に選ばれた。
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【関連記事】“減災”に重点「赤穂防災士の会」発足


掲載紙面(PDF):
2017年5月13日(2230号) 1面 (11,841,385byte)
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