坂越湾で伝統の海洋訓練
2017年07月23日
励まし合って生島往復を泳ぎ切った坂越小の海洋訓練
泳力別の3班で入水し、隊列を組んで約400メートル沖合いの生島へ。教諭やOBなど約30人が伴泳した。生島で保護者が用意したあめ湯で水分補給して復路へ。出発から約1時間後に全員無事にゴールした。
明治・大正に行われていた「海上運動会」がルーツ。昭和55年に現在の形で復活して38回目となる。児童たちは約1カ月前から学校プールで長く泳ぎ続けることをトレーニング。5分、7分、9分と徐々に時間を延ばし、自信をつけて本番に挑んだ。
班の隊列に懸命に食らいついて完泳した出口大和君(11)は「海の水が口に入ってしょっぱかった。苦しかったけど、応援の声が聞こえて頑張れた」。一緒に泳いだ担任の大河隼也教諭(30)は「子どもたちは互いに助け合うことや苦手なことにもチャレンジする大切さを感じたのでは。どの子にも心の成長が見えました」と話した。
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掲載紙面(PDF):
2017年7月29日(2240号) 3面 (11,978,975byte)
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