柔道の第９回世界ベテランズ国際大会は３日までイタリアのオルビアで行われ、赤穂市柔道協会の原田大輝（たいき）さん（３６）＝赤穂高教諭＝がＭ２（男子３５〜３９歳）６６キロ級で銅メダルを獲得した。
　同階級には１０カ国１６選手が出場。原田さんは１回戦でウクライナの選手に袖車絞め、２回戦は地元・イタリア選手に腰絞めで連続一本勝ち。準決勝で優勝したロシア選手の「まるで８１キロ級の選手と組んでいるみたいだった」（原田さん）という強烈なパワーに屈したが、３位決定戦でポルトガル選手から得意の袖釣り込み腰で技ありを奪って優勢勝ちした。
　６月の国内大会で３度目の優勝を飾り、初めて国際大会に出場。国のプライドをかけて戦う国際大会ならではの雰囲気にしびれ、試合後に自分に負けた相手が「あなたは強かった」と潔く握手を求めてくる外国人選手のスポーツマンシップに感銘を受けた。特に表彰式で国旗掲揚とともに国歌が流れる場面は格別だったといい、「もう一度あの舞台に立てるように切磋琢磨して、やり残した夢を叶えたい」と金メダルを目指して精進を誓った。

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掲載紙面（PDF）：
2017年10月14日(2249号) 1面 (13,725,790byte)
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