身体障がい者水泳 近畿選手権で大会新
2018年07月07日
近畿大会で優勝し、日本選手権への出場も決めた古川修哉さん(左)と吉川真澄さん
S8クラス(片上腕切断など)で出場した大町の古川修哉さん(21)は男子25メートル背泳ぎを23秒93で連覇。昨年大会でマークした大会記録(26秒29)を自ら塗り替えた。東浜町の吉川真澄さん(58)はS6クラス(中等度の片麻痺で麻痺側上肢に重度な制限があるものなど)の女子25メートル背泳ぎで35秒61の大会新記録で優勝した。
両選手は50メートル自由形にも出場し、古川さんは46秒88で5位、吉川さんは1分2秒89で1位。ともに日本選手権の標準記録をクリアした。
古川さんは3年前に仕事中の事故で右上腕を切断。光都SCがある兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンター(たつの市新宮町光都)でリハビリ中にコーチから声を掛けられ、水泳を始めた。吉川さんは5年前に脳出血を発症。68歳でパラリンピック・リオ大会に出場した卓球の別所キミエ選手の姿に感銘を受け、中学3年まで競技していた水泳を再開した。
2人を指導する末政博文コーチは「水泳経験がある吉川さんは体幹が出来ている。古川君は練習次第で全国レベルの選手になれる」と語り、日本選手権での活躍に期待を寄せる。
「練習はしんどいけれど、ベストが出たときはうれしい。いつかは全国大会で大会新記録を出したい」と古川さん。吉川さんは「お医者さんからは『車椅子での生活になる。言葉を話すことも難しい』と言われていたので、今こうして泳げることに感謝しています。夢は個人メドレーに出場すること」と笑顔で話した。
<前の記事 |
パラ卓球全日本選手権3連覇 関福大2年の北川雄一朗さん [ スポーツ ] 2022年11月29日関福大生が姫路で「忍者学校」3、4日 パワリフ世界選で金メダル 2年連続7度目 [ スポーツ ] 2022年11月26日赤穂弓友会11月例射会 [ スポーツ ] 2022年11月23日第43回赤穂市少女バレーボール発足記念大会 誰もが楽しめる「ゆるスポーツ」学生ら手作り 年代別パワリフ世界選で金 片浜町の秋山克己さん [ スポーツ ] 2022年11月19日1964年東京五輪で着用 日本代表制服を母校に [ スポーツ ] 2022年11月19日空手道の県高校新人大会で入潮都麦君V [ スポーツ ] 2022年11月18日既存施設の有効活用を ディスクゴルフ用具寄贈 赤穂の天塩海浜SC 第11回月例杯グラウンドゴルフ [ スポーツ ] 2022年11月09日少年剣士が熱戦 忠臣蔵旗剣道 千日登山 通算1万日達成で表彰 [ スポーツ ] 2022年11月02日授業にゴルフ導入へ OBがクラブ寄贈 [ スポーツ ] 2022年10月29日全日本学生剣道優勝大会へ意気込み 関西福祉大男子 [ スポーツ ] 2022年10月25日
コメントを書く