日展5年連続入選 書家の清水まみさん
2018年10月27日
日展で5年連続5度目の入選となった清水まみさん
応募総数は8543点のうち入選は1041点だった。
* * *
清水さんは与謝野晶子の短歌「人の身はいつ許されて大空の星の神秘と程近くある」を全紙幅に調和体で書した作品で入選。「以前から書きたいと思っていた題材で自然と手が動くまま書けた」との言葉通り、ロマンの広がりを感じさせる作品となった。
18歳で書の道へ入り、結婚と子育てを経て書芸向上に努めてきた。「一生懸命に向き合えるものがあることが幸せ」と充実した日々を送る。先月には歯科医師の長男が帰郷して開院し、赤穂市美術展で弟子が市長賞を受賞。「いいこと続きでうれしい」と素直に喜び、屈託のない笑みがこぼれた。
* * *
かな書家の三木さんの入選作は古筆『針切』から和歌55首を流麗繊細に書して帖に装丁したもの。一通り書き上げるのに約7時間かかる清書を20回近く重ね、墨の濃淡のリズムが美しい作品を仕上げた。
小3のとき左利きを矯正しようと習字教室に通い始めたのが書道を始めたきっかけ。現在は自宅で開く書道教室で当時の自分と同じような年頃の生徒たちを教える。赤穂書道会の会長として書道の普及に取り組む立場でもあり、「これからも変わらず努力を続け、子どもたちに書道の楽しさを伝えることにも尽くしていきたい」と抱負を語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2018年10月27日(2298号) 1面 (9,224,705byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
忠臣蔵浮世絵を展示替え [ 文化・歴史 ] 2012年08月15日市民文化祭、俳句と短歌募集 観光ガイドが自由研究を指南 [ 文化・歴史 ] 2012年08月12日隅櫓と大手門を模型で再現 [ 文化・歴史 ] 2012年08月11日第50回県展、赤穂から入選2人 [ 文化・歴史 ] 2012年08月07日有年の遺跡は「国史跡級」 [ 文化・歴史 ] 2012年08月06日他界の作り手悼む篠笛演奏会 [ 文化・歴史 ] 2012年08月04日畿内から中四国の土器特別展 [ 文化・歴史 ] 2012年08月01日キャンバスの会がロビー展 [ 文化・歴史 ] 2012年08月01日65歳同級生3人が写真展 [ 文化・歴史 ] 2012年07月28日大学生がピアノコンサート [ 文化・歴史 ] 2012年07月27日非核平和展を29日まで開催 [ 文化・歴史 ] 2012年07月27日はく製と標本で西表島自然展 [ 文化・歴史 ] 2012年07月24日版画の私設美術館が移転再開 [ 文化・歴史 ] 2012年07月21日忠臣蔵研究の小学生を支援
コメントを書く