《高野産廃》許可品目以外の木くずが混入
2019年05月10日
高野地区の安定型産業廃棄物最終処分場で、埋立処分された廃棄物の中に許可品目ではない木くずが混入していたことがわかった。
混入は先月22日に赤穂市議会が処分場を現地視察した際、小林篤二議員が発見。小林氏によると、埋立ピットの中にプラスチックのような素材に付着した木くずが1点あり、同氏の指摘を受けた事業者がピットから取り除いたという。
事業者によると、混入していたのは厚さ約3ミリのプラスチック板に付着した厚さ約1ミリのベニヤ板(長さ約30センチ、幅約5センチ)だったという。
当日は市当局も処分場に立ち入っており、混入の事実は「その場で事業者から市職員へ報告があった」(環境課)が「現物は見ていない」という。
同課は「展開検査を徹底するように事業者に申し伝えた。監督官庁の兵庫県にも指導を徹底するよう求めた」とし、混入の原因や経緯については「事業者に確認したい」と話している。
安定型処分場は、性質が化学的に安定しているとされる▽廃プラスチック類▽金属くず▽ガラス陶磁器くず▽ゴムくず▽がれき類−の5品目のみ処分が認められ、それ以外の廃棄物が混入しないよう、埋立処分前の目視確認を義務付けている。しかし、許可品目以外の廃棄物の混入による化学反応で有毒ガスが発生した事例が各地であり、日本弁護士連合会は安定型処分場の新規建設を許可しないよう求める意見書を2007年に発表している。
* * *
【おわびと訂正】
記事の中で、混入していた木くずの大きさ、形状についての表記に不確かな点があり、記事の一部を訂正しました。事実確認が不十分だった面があり、事業者と関係者のみなさまにおわびします。今後はより確実な事実確認を心がけます。赤穂民報社
混入は先月22日に赤穂市議会が処分場を現地視察した際、小林篤二議員が発見。小林氏によると、埋立ピットの中にプラスチックのような素材に付着した木くずが1点あり、同氏の指摘を受けた事業者がピットから取り除いたという。
事業者によると、混入していたのは厚さ約3ミリのプラスチック板に付着した厚さ約1ミリのベニヤ板(長さ約30センチ、幅約5センチ)だったという。
当日は市当局も処分場に立ち入っており、混入の事実は「その場で事業者から市職員へ報告があった」(環境課)が「現物は見ていない」という。
同課は「展開検査を徹底するように事業者に申し伝えた。監督官庁の兵庫県にも指導を徹底するよう求めた」とし、混入の原因や経緯については「事業者に確認したい」と話している。
安定型処分場は、性質が化学的に安定しているとされる▽廃プラスチック類▽金属くず▽ガラス陶磁器くず▽ゴムくず▽がれき類−の5品目のみ処分が認められ、それ以外の廃棄物が混入しないよう、埋立処分前の目視確認を義務付けている。しかし、許可品目以外の廃棄物の混入による化学反応で有毒ガスが発生した事例が各地であり、日本弁護士連合会は安定型処分場の新規建設を許可しないよう求める意見書を2007年に発表している。
* * *
【おわびと訂正】
記事の中で、混入していた木くずの大きさ、形状についての表記に不確かな点があり、記事の一部を訂正しました。事実確認が不十分だった面があり、事業者と関係者のみなさまにおわびします。今後はより確実な事実確認を心がけます。赤穂民報社
<前の記事 |
令和元年の危険業務従事者叙勲 [ 社会 ] 2019年05月18日詐欺被害防いだコンビニスタッフに感謝状 [ 社会 ] 2019年05月15日活動方針に「水源保全条例の直接請求」 [ 社会 ] 2019年05月13日《西有年産廃》県が赤穂市へ所管法令など照会 [ 社会 ] 2019年05月11日東有年の土砂崩れ現場に仮設防護柵 [ 社会 ] 2019年05月08日重大な消防法令違反 該当施設を公表 [ 社会 ] 2019年05月07日千種川の水質 赤穂市内は全6地点「少しきたない」 [ 社会 ] 2019年05月07日2019年度消防功労者表彰 [ 社会 ] 2019年05月07日市自治功労者表彰を11人受章 [ 社会 ] 2019年04月29日プロバスクラブ新会長に岡田國秀氏 [ 社会 ] 2019年04月29日一組でも多く素敵な出会いを「親の婚活」 [ 社会 ] 2019年04月27日JR有年駅前に駐車場と案内所 [ 社会 ] 2019年04月24日「地球の日」に街頭キャンペーン [ 社会 ] 2019年04月23日商議所青年部 新会長に大黒淳史氏 [ 社会 ] 2019年04月23日ユニフォームに「赤穂市」関福大とスポーツ協定
コメントを書く